法隆寺の壁画に感銘を受け、東京藝大を経てイタリア留学、フレスコ技法を日本に持ち込ん洋画家の先駆者・絹谷幸二さん。
現在も第一線で創作、教育、社会参加を続ける日本を代表する文化人です。
そんな絹谷幸二さんの娘や息子も芸術家として知られています。
今回は、絹谷幸二さんの娘・香菜子さんや息子・幸太さんについてまとめます。
絹谷幸二のプロフィール

- 名前:絹谷幸二
- 生年月日:1943年1月24日
- 年齢:82才
- 出身地:奈良県奈良市元林院町
- 趣味・特技:幼少期から油絵を始め、野球やカメラにも親しむ。古美術に囲まれて育ち、美術への造詣が深い
絹谷幸二の家族構成
4人の子供のうち、長男の幸太さんと次女の香菜子さんは芸術家として活躍されています。
他の2人の子供は銀行員になる道を選ばれたそうです。
娘は日本画家・香菜子さん

- 名前:絹谷香菜子
- 生年月日:1985年生まれ
- 年齢:40歳
- 出身地:東京都生まれ
- 趣味・特技:日本画を中心に、鳥や動物など自然モチーフを繊細かつ力強く描く技術。墨・岩絵具・箔など多様な画材を駆使
絹谷幸二さんの娘・香菜子さんは、2007年に多摩美術大学を卒業以降、東京藝大大学院などで学びながら、国内外で精力的に発表を続けている日本画家です。
魚や鳥、動物など自然モチーフを各所で追及し、伝統技術をモダンに昇華させる作風が高く評価されています。
絹谷香菜子さんは父・幸二さんから
「自分の個性を出せ、人と同じことをするな」
と教えられたと語っています。
「父からは自分の個性を出せ、人と同じことをするなと教えられた。逆に、この色を使えとか、こうした方がいいとかは言われたことがない。常に自由にやらせてくれた」
引用元:朝日新聞厚生文化事業団
伸び伸びと個性を伸ばすことができた香菜子さんの作品は、伝統と革新がバランスよく融合していて「現代日本画の進化系」ともいえるスタイルになっています。
息子は彫刻家・幸太

絹谷幸二さんの息子・幸太さんは日本を代表する現代石彫刻家です。
- 名前:絹谷幸太
- 生年月日:1973年
- 年齢:52歳
- 出身地:東京都
絹谷幸二さんの長男・幸太さんは幼少期をイタリア・ローマとヴェネチアで過ごし、戦後の著名な彫刻家・柳原義達の影響を受け1991年に彫刻家としての活動を開始しました。
東京藝術大学で彫刻の博士号を取ってブラジル・サンパウロ大学大学院に留学。
名古屋大学、名古屋芸術大学、大阪芸術大学で教鞭をとりながら、日本とブラジルで石を用いた彫刻の制作活動を続けている。
引用元:朝日新聞厚生文化事業団
絹谷幸太さんは宇宙観や地球の生命としての石に注目し、
「石は生きている」
と表現しています。
絹谷幸太さんの彫刻は単なる造形物ではなく、太古の記憶と生命への敬意を込めた芸術的メッセージとして存在しているんですね!
妻は宏美さん

絹谷幸二さんは1971年に大井宏美さんと結婚しています。
絹谷さんがイタリア・ヴェネチア留学を決意し、師であるアフレスコ技法の第一人者・ブルーノ・サエッティ教授に誘われたタイミングで宏美さんと結婚。
結婚の翌朝、「片道切符の新婚旅行」としてイタリア・ヴェネチアへ渡ったと伝えられています。
ロマンティックですね!!
まとめ
今回は絹谷幸二さんの娘・香菜子さんや家族構成についてまとめました。
- 絹谷幸二さんの家族構成は?
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絹谷幸二さんの家族構成は、妻、子供4人(男2、女2)の5人家族です。
- 絹谷幸二さんが芸術家一家と言われるのはなぜ?
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絹谷幸二さんの長男・幸太さんは彫刻家、次女・香菜子さんは画家として活躍されているため、「芸術家一家」と言われています。
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